台湾的日々漢方

エリさんは台北で、
漢方薬局を営むご両親のもとに
生まれました。
台湾の大学で音楽科を卒業し
アメリカでクラリネット奏者として
活動した後、日本の大学院へ。
卒業後、漢方ブランド「DAYLILY」を
起ち上げ、おしゃれでかわいい、
気持ちも体調も上がるような
漢方ライフを提案しています。

「台湾での漢方の存在感や立ち位置は、
日本でのそれとは少し違います」
とエリさん。
曰く、台湾での漢方は、
「もっと身近で、普段の生活にあるもの」
なんだそうです。
普段の生活に漢方があるって、
毎日漢方薬を飲んでるってこと…?
と思ったら、そうではない様子。
台湾の人たちは、漢方の知識や考え方を
普段の生活に取り入れて、
自分の体と上手に
お付き合いしているようなのです。

そんな台湾の人たちの生活について
エリさんが書いてくれることになりました。
漢方のこと、台湾の人たちのこと、
わたしたちの体のこと、
みなさんと一緒に
楽しみながら知っていきたいです。
不定期連載、編集担当は深谷です。


プロフィールサンプル画像
王怡婷(ワン・イーティン)

通称エリさん。
台湾の台北市にある漢方薬局に生まれ育つ。国立台湾師範大学音楽学科修了後、ニューヨークでクラリネット奏者として活動。その後、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科修士課程を修了。卒業後、大学院時代の先輩である小林百恵(こばやしもえ)さんと一緒に、漢方のライフスタイルブランド「DAYLILY」を起ち上げ、アジアの女の子たちの体温と気分をあげるべく活動している。
DAYLILYのウェブサイトはこちら:daylily.com.tw/ja/

10.生理について伝え、社会を変える。#mygirlsday

 
みなさんこんにちは、エリです。
 
 
DAYLILYは、4月19日から5月5日にかけて、
有楽町マルイでポップアップイベントを
開催しました。
たくさんの方にお越しいただき、
また応援をいただき、とてもうれしかったです!
 
 
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今回のポップアップイベントでは、
新な試みとして「#mygirlsday」という
企画を行いました。
小さな紙を用意し、訪れた女の子たちに
それぞれの生理について書いて
シェアしてもらうというものです。
 
 
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それぞれの生理について書いてもらい、壁に貼ってシェアしました。
 
 
DAYLILYのお客さまには
生理について悩みを持つ方も多くいます。
けれども日本では、自分の生理について
周りの人へ伝えたり、
悩みを相談したりすることは
台湾と比べてとても少ないし、
そうすることに抵抗のある人が多いように
感じていました。
 
 
例えば、わたしは日本の学校と企業に
在籍していましたが、そこで驚いたのが、
周りの女の子の誰が生理期間中なのか
全く分からなかったことです。
台湾の女の子は、生理期間中であることを
男性も含めて周りに伝えますし、
周りの人たちにとってもそれは普通のこと。
そんな環境で生まれ育ったわたしには、
誰が生理期間中なのか分からないというのは
驚きだったのです。
 
 
学校や職場の女の子に聞いてみると、
生理期間中であることを周囲に伝える必要を
感じていない、と。
それは、いつも通り元気だから
伝える必要が無いというのではなく、
生理痛はあるけれど、薬を飲んで
なんとかしているので、伝える必要を
感じていないというものでした。
 
 
わたしは、生理期間中で
しかも生理痛があるのであれば、
周囲へ伝えた方が気持ちがラクだと思います。
痛み止めを飲む・飲まないにかかわらず、
周囲の理解があった方が
気持ちがラクなはずです。
 
 
また、台湾の男性は、
生理中の女の子のつらさや
それを和らげる方法をよく知っています。
加えて、彼氏が彼女の生理日を
手帳に記入しておくのはマストです(笑)。
そのため彼らは、女友達が生理期間中の時も、
温かいものをあげたり
甘いものをあげたりということが
当たり前にできます。
(台湾の人たちは、生理の時に甘いものを
食べます。リラックスできるからかな?) 
 
 
こんな風に台湾では、
生理期間中であることを周りに伝えるし、
周りも男女ともに生理について理解がある。
そのため、仕事で生理休暇を取るのも
普通のことです。
でも日本だと、制度はあるものの、
なかなか取りづらいのが
現実ではないでしょうか。
 
 
わたしは日本の企業で働いていた時、
生理休暇を申請する度に
「本当に取るの?」と聞かれました(笑)。
女の人には生理があり、
それは大切なものだということ、
その期間中はあまり快調・快適とは
言えない日々を過ごしていることを
もう少し理解してもらえたらいいのに。
そんな風に思っていました。
 
 
こうした背景から、
「生理について周りに話すのは、
決して変なことじゃないよ」と
日本の女の子たちに伝えたい、
そして、女の子たちの発信を通して、
日本の社会に生理への理解を深めてほしいと
企画したのが「#mygirlsday」でした。
 
 
企画した当初は、
「あまり参加してもらえないかな」と
思っていましたが、
予想外にたくさんの方が積極的に参加し、
それぞれの生理について
シェアしてくださいました。
 
 
また、これまでDAYLILYは
「台湾発、漢方のライフスタイルブランド」
として知られていましたが、
このイベントを通して、
ただの台湾の漢方ブランドではなく、
本当に女の子に寄り添うブランドに
なれた気がします。
「#mygirlsday」をやってよかったです。
 
 
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そして、参加されたみなさんから
いただいたご意見は、商品開発をしていく
わたしたちにとって大切な宝物です。
DAYLILYはこれからも女の子を応援し、
女の子が生きやすい世界を
つくっていきたいと思っています。
 
 
これを読んだみなさんが
それぞれの生理についてシェアしてくれたら、
こんなにうれしいことはありません。