TSUMUGIのこと、日々のこと

TSUMUGIのことや日々考えたことなどについて
深谷が書きます。


 

Inside of Old Dhaka公開

 
 
こんにちは、深谷です。
今日から、「Inside of Old Dhaka」という連載がはじまりました。読んでくださった方、ありがとうございます!
 
 
オールドダッカについてコンテンツがつくりたいと思ったのは2017年。バングラデシュの英字新聞「Daily Star」に掲載されていた「STREETS OF DHAKA」というコンテンツを見たことがきっかけでした。
 
 

 
 
これを見た時、ああ、こういう感じのコンテンツ、わたし好きなんだよなあ、と思いました。NHKの「世界ふれあい街歩き」も「岩合光明の世界ネコ歩き」も好きで、わたしは街の様子とか、そこで暮らす人々の生活に興味がある。
もう一つ思ったのが、でもけっこうベンガル語が入っててわからないなあ、ということ。興味があるから知りたかったのに、わからなかった。
 
 
それ以来このことが頭の片隅にあって、徐々に、自分の見たい形でこういうコンテンツをつくれたらいいな、だったらオールドダッカでやりたいなと思うようになりました。(先ほど載せた動画もオールドダッカ!チョウクバジャール周辺を取り上げた回です。)ダッカ市の旧市街であるオールドダッカは、外者の私にとって、混沌としていてよくわからない不思議なものがたくさんあり、ながめているのがたのしいところ。そんなオールドダッカやそこに暮らす人たちについて知れたらうれしいと思ったのです。
 
 
そこで、オールドダッカについてのコンテンツをつくるべく、2017年末に実際にバングラデシュを訪れ、オールドダッカで歴史的建築物の保全活動を行うUrban Study Groupの代表であるタイムル・イスラムさんにお話を伺い、また同団体が開催するオールドダッカツアーに参加。そのツアーでわたしをアテンドしてくれたのが、Inside of Old Dhakaを書いてくれるビラジさん(わたしはビラジュダダと呼んでいます)でした。
 
 
写真サンプル
 
 
お話を伺ってオールドダッカを歩いてわかったのは、2、3日の滞在なんかじゃ、オールドダッカのコンテンツはつくれないということ。オールドダッカは広くて深く、ひょっこり訪ねたくらいでは理解できなかった。
 
 
その後、2018年のゴールデンウィークに再度ビラジュダダのアテンドするオールドダッカツアーに参加したり、ダッカ大留学中にお世話になった先輩、わきこさんと一緒にツアーと同じルートを巡ったりもしましたが、それでもコンテンツをつくることができませんでした。
 
 
オールドダッカにもそこで暮らす人々の様子にも興味はあるけれど、自分でコンテンツをつくることはできないとわかり、一時企画が頓挫。それでもあきらめきれず、企画を立てなおし、今年の5月にビラジュダダに執筆を依頼し、今日の公開に至ったのでした。
 
 
こうして書いていて、企画開始から公開までなんとまあ時間のかかったことかと自分に呆れますが、やってみたからできないことがわかったし、それでもあきらめられなかったから人にお願いしようと思えた。
 
 
実現まででいっぱいいっぱいで、コンテンツの内容そのものはまだわたしの見たいものとの距離があるけれど、これからビラジュダダと一緒にその距離を縮めていきたいと思います。