TSUMUGIを読んでくださっているみなさんへ、TSUMUGIの活動終了と、次のプロジェクトについてのお知らせ

　
　
こんにちは！深谷千尋です。
タイトルにあるように、TSUMUGIの活動を2020年9月いっぱいで終了し、その後、TSUMUGIの発展形として、新たなプロジェクトを始めることにしました。
　
　
きっかけは、昨年の夏に、見田宗介さんの「現代社会はどこに向かうか―高原の見晴らしを切り開くこと」を読んだことです。
これまでTSUMUGIは、「途上国と先進国の関係の問題」の解決を目指して、双方の間に、優しさや温もりのある関係を新しく紡ぐようなコンテンツを制作し、公開してきました。
しかし、この本を読んだことで、「途上国と先進国の関係の問題」が解決するとき、日本に暮らすわたしたちの生き方は、「途上国」の存在を生まない・必要としないものに変わっているはずである、ならば、「関係の問題」の解決には、日本に暮らすわたしたちの生き方、より具体的には消費に働きかけるべきなのではないか、と考えるようになりました。
　
　
「関係の問題」から、「関係の問題」を生んでしまう「日本に暮らすわたしたちの生き方・消費」へ視線がずれた。それにより、「関係の問題」の解決へ向かう方法が変化した。ゆえに、TSUMUGIの活動を終了し、新たなプロジェクトを行うことにしました。
　
　
新たなプロジェクトは、その形を、感覚でなんとなく描けている、という状況です。取り組む問題の原因をこれから改めて整理して、プロジェクトの形が、いま描いているもので本当によいのかどうか考えます。そして、やるべきことが確かになったら、まずは小さく、一回限りのつもりで、とりあえずやってみようと思っています。表に出るまで、まだまだ時間がかかります。
　
　
TSUMUGIの活動終了に伴い、現在連載中のコンテンツの更新もなくなりますが、9月末まで、あと4回更新する予定ですので、たのしんでもらえたらいいなと思っています。
また、活動終了後もTSUMUGIは残ります。これまでつくってきたコンテンツに、この先も、優しさや温もりのある、新たな関係を紡いでいってほしいです。
　
　
ここまでお読みいただきありがとうございます。また、突然のお知らせで驚かせてしまいましたら申し訳ありません。
「活動終了」のようなお知らせには、わたし自身あまりよいイメージがなく、お世話になった方々へ報告したときも、このお知らせを出す今も、どう受け取られるのだろうか、この終了という決定によって切られてしまう縁があるのではないか、と不安です。
　
　
TSUMUGIを読んでくださっている方は、コンテンツをたのしんでくださっている以上に、TSUMUGIを応援してくださっているのだ、とわたしは思っています。
そのことを忘れず、いただいたご厚意に報いるためにも、まずは、終了までのTSUMUGIの活動を滞りなく行い、そして、新しいプロジェクトを進めて参ります。
　
　
　
深谷千尋